名刺入れに名前を自分で刻印するやり方。革製品に使える名入れ。
スマホがどんどん進化している昨今ではキャッシュレスが今の流行り。時計もお金もスマホで事足りてしまうという方も増えているかと思います。それでもビジネスの場においては名刺交換は当面は無くなることはないであろう慣習。
男性・女性問わずにひとつは持っているのが名刺入れ。誰が始めたマナーなのかはわかりませんが、名刺入れをお盆のように見立てて名刺を交換するのがルール。
今回の試し押しは、そんな社会人必携のアイテムの名刺入れ。
常に肌身離さずに持ち歩くことが多く、名刺入れや名刺が与える印象などでも、その後の仕事に活かされる場合もあるので結構重要なアイテムです。
名刺入れの材質は、布、革、合皮、アルミなどの金属などいろいろな種類がありますね。
試し押しのご依頼で届いた素材は、本革(牛・カーフ)の大人シックな色目の名刺入れ。
メンズ・レディースどちらでも使えそうな名刺入れ。付箋がある加工位置にお名前の刻印がきれいに入るかを試していきます。
型押し加工で使う道具はホットスタンプと焼印アルファベットセットになります。
製品押しでは、形状の確認を必ず先にチェック!!
ここでは、ホットスタンプでの名入れ加工なので、ホットスタンプに水平にセットすることが大前提になります。
名刺入れでは、名刺がある程度保管できるようにマチがあるものが多く、加工位置の裏側にはカード入れもあります。
カバーするのは、この袋状の内側とカード入れの段差の2か所。
カード入れには、直下の革に型がうつらないように養生の意味で下敷き替わりの厚紙をセット。
名刺を入れる部分には木など製品を傷つけないようなモノをあんこ替わりに中に挟みこみます。
この時には、木の切れ端しを名刺入れ部分に挟みました。
革への型押し加工の目安の温度は革の種類により適温に多少の違いはありますが、130℃から150℃ぐらいがおすすめです。
160℃ぐらいから少し焼き色がついてしまう革もあります。
もちろん、130℃でも押しつけ時間を長くしてしまうと焼き色がうっすらと入るので気をつけましょう!
加工位置をあわせるためには加工前に簡単に準備で用意できる治具の用意をしてください。
こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。 安定した加工の準備
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タグ: 型押し・刻印加工