ブックカバー(牛革)への名入れ加工の実践
お客様のフルネーム、イニシャルなどを自分で焼印・刻印・箔押しできるアイテムの文字アルファベットセットを使ってブックカバーに加工をしていきます。 安定した加工をするのに使うのがホットスタンプ(刻印機)という道具。 自由に文字を入れ替えて名前をセットした文字アルファベットを加熱する機械です。 ブックカバーのサイズは文庫本、単行本、ビジネス書など本のサイズにより種類があります。 手帳入れとしても使われてますね! A6(文庫) W105×H148mm 単行本 W127×H188mm A5 W148×H210mm 親書 W103×H182mm 小B6 W112×H174mm B6 W128×H182mm ホットスタンプで加工できるサイズには制限があります。 B5サイズの中央部分のような位置までは加工できます。 A4サイズの中央部分には加工できません。 どのサイズのブックカバーでも、名前をいれる位置は↓の写真のような端の方に加工される場合が多いかと思います。 端の方に加工をするのであれば、ブックカバーのサイズはA5サイズのように大きくても加工できます! ブックカバーのサイズの次に確認してほしいポイントがあります。 革製品のパーツ。 加工したい位置や裏側にあるメタルパーツ(ボタンのホック)や飾りの有無をチェック。 今回のブックカバーはセンター部分のベルトのホルダー。 セットする際には、それほど影響はしなさそうのでOK! 革製品への名入れ加工をホットスタンプする場合、文字アルファベットを110℃から最大350℃まで加熱した状態で使用します。 加工位置の直下、裏側の生地にダメージを与えないようにすることもお忘れなく! 厚紙のような下敷きのようなモノを挟むだけで大丈夫です。 革製ブックカバーに名前の刻印(型押し・素押し)がはいりました! ホットスタンプの設定温度は約130℃程度。170℃ぐらいになると薄く焼き色が入ってしまいますので、名入れサービスの希望の仕上がりにあわせて温度設定をするだけ。 革製品への加工の温度の目安 刻印(型押し・素押し・空押し)110℃から150℃ 箔押し 110℃から130℃ 焼印 160℃から200℃ ※加工の温度の目安については、革の種類により違いがございます。名入れサービス導入のヒントに!
オリジナルの革製品を製造・販売されている企業様にとっては、すでに定番になりつつある名入れサービス。 オーダーの度に名入れ加工を外注に依頼していた方や、他社との差別化をご検討されている方へ! 自社ではじめる名入れサービス導入のヒントにしていただければ幸いです。 加工位置の調整のやり方については、治具についてのご紹介記事を参考にしてみてください! こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。 安定した加工の準備 焼印本舗のオリジナルで作る名入れ道具は、あなたの今あるビジネスに付加価値をつけることができます。名入れサービスを始める前によく読まれている記事はこちら
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