今回の試し押しは、木。のブロックです。白っぽい色目の素材で焼印はきれいにできそうです!ご依頼の内容は、QRコード(30mm*30mm)のデザインで焼印ができるかどうか?QRコードの場合、きれいに入るだけではダメ!読み取れてはじめて成功なのです。
それでは、焼印の準備からご紹介いたします!今日は電気式、家庭用コンセントで使えますので、当店の1番の人気者です。
焼印。QRコードのデザインです。無料でもURLをコピペするだけで簡単に作れます。QRコード特有の幾何学模様。考えた人がすごい! QRコードの焼印のオーダーについて詳しくご紹介している記事はこちら
サイズは、30mm*30mm。素材は真鍮製になります。電気式なら真鍮製で決まり! 焼印の金属の種類や違いについての記事はこちら→焼印の金属
電気式の焼印なので、電気ゴテ。30mm程度のサイズまでなら100Wの容量の電気ゴテでOK!当店では、焼印のサイズをお選びいただくと、十分に熱がまわる電気ゴテをセットにしているので商品選びも迷わない。
真ん中にある黒い棒。8mmの径の軸。焼印の裏側に同じく8mmの軸穴を切ってありますので、くるくる差し込むだけ。
そして、電気ゴテのこて先にスポっとセットし、
ドライバーで電気ゴテ本体にセットした軸の側面をネジで固定します。あまりきつく締める必要はありません! ※このネジを止める作業は、できる限り本体がある程度冷えた状態でおこなうようにしてください。
高温状態での作業をしてしまうとネジ山がつぶれたり、ネジが折れたりしますので! ここまで、準備がおわると、コンセントに差し込み、コーヒーでも飲みながら約10分お待ち下さい。
予想通り、きれいにQRコードがくっきりはいりました!ここからが大事・・・ドキドキ・・
成功です!これまでに、いろいろな素材でQRコードの焼印をしてきましたが、読み込みができない素材の特徴は色。暗い色の素材の場合、きれいに焼き目が入ってもQRコードが読み取れないのです。
多少の焼き目の抜けなどは問題ではないのですが、色のコントラストで認識されるようなので、QRコードの焼印をご検討されている方はこれ大事!
あっ!忘れてた!失敗しない裏ワザのこと。引っ張るつもりはなかったのですが・・・ QRコードのデザインだけではない、木に焼印をされたことがある方は絶対おわかりいただけるよくある失敗。焼きにじみ。。。による焼きつぶれ。
木以外の素材でも焼印加工でよく起きてしまう失敗の要因。焼印加工自体が、熱した金属で焼き目をいれる加工なので当たり前といえば当たり前なのです。 この焼きにじみを、どこでもあるモノですぐに解決できます。 『水』 焼印をする前の木を湿らす。湿らせ方に決まりはございません。霧吹きがあると便利です。
今回の素材のように濡らさなくてもきれいにはいる場合は手間が増えるので省略してOK。 焼きにじみがひどい場合、くっきりした焼き目にこだわる場合にはこれがおすすめ!実際に加工しているところは動画で試しています!
焼印が初めての方へ