今日の試し押しは、木材でも堅めの種類の素材のけやき。それもかなり小さめで細いサイズの素材への焼印加工です。焼印のデザインサイズも小さく8ｍｍ*8ｍｍ。漢字1文字のデザインで画数も多いので線と線の隙間がせまく焼きにじみしやすいことが予想できます。
でも、大丈夫！ホットスタンプTW350を使えば、ねらった位置に、素材にあった温度で安定した加工ができます！それでは、早速試し押しをしていきます。簡単な治具の作り方から加工のやり方までをご紹介させていただきます。
ホットスタンプなどの機材では焼印・刻印をとりつければ、決まった位置に加工ができるかと思います。治具（じぐ）という加工の際の作業位置を誘導するためのものを、先に用意します。それも、厚紙とカッターと定規とセロテープ、4点で準備します。
まず最初に、ホットスタンプの作業台・テーブルの角に合わせて、厚紙をカットします。
次に、温度が入っていない状態で焼印をセットします。
そして、素材を焼印に合わせてセットします。
素材を調整した厚紙にセットした位置がわかるように、しるしをつけていきます。そして、素材を置く時にセットしやすいように段差をつけるように厚紙をテープで貼ります。これで治具の準備は完了。
焼印は、ボルトでヒータープレートにナットを使って固定していきます。
設定温度は、300℃。押しつけ時間は、2秒程度。これ以上長く押しつけてしまうと温度設定をしている状態でも焼きにじみは起こってしまいます。
道具：ホットスタンプTW350、真鍮製焼印Sサイズ
加工：焼印、設定温度300℃
素材：木材（けやき）
