じかび式焼印の「持ち手棒」、ストレートとL字タイプで作業効率がこれだけ変わる

焼印のやり方には、半田ゴテであたためる電気式と、火で直接あたためる直火式の2種類があり、いずれのやり方でも同じような焼き目を入れる事ができます。 デザイン通りにできあがったオリジナルの焼印を使う時には、誰もがきれいな焼き目をいれたい!それも、簡単に失敗することなく焼印をいれたい! ということで、今回は、焼印の直火式で使う持ち手棒を題材に「形状の違う持ち手棒、ストレート型とL字型によって作業効率が変わる」という事例をご紹介したいと思います。

持ち手棒の種類について

低予算で高温での焼印ができる直火(じかび)式やきいんでは、加熱の際に文字通り直接火にかけてあたためるやり方になります。焼印を直接手に持つことができないため、ハンドル・柄を焼印にとりつけて使用します。 持ち手の形状は、2つのタイプがありまっすぐのストレート型と、先が直角に曲がっているL字型になります。 直火式焼印セットを選ぶ際に、どちらにしようか悩んでしまう方も多いのでご参考にしていただければ幸いです。

力強さで選ぶ『ストレート型』の持ち手棒

焼印を持ち手に、まっすぐにとりつけて焼き付け加工ができるストレート型。焼印する素材が木のように固い場合には、焼印を真上から力強く押し当てやすいのストレート型が加工しやすい。片手で持っても、両手で握っても良し! はんこを、きれいに押すようなイメージで素材に押し当てた際に左右それから上下を焼印を支点にずらさないように素材に押し付ける感じです。 直火式では、予熱さえ充分整っていれば押し当てる時間自体は短めでOK!

 

繊細な焼印では『L字型』の持ち手棒

先が直角に曲がっているL字型は、あまり力を必要としないやわらかい素材、食品などに焼印をする際に使いやすい持ち手です。 パンやお菓子など、焼き上がった作業台にならんだ状態で、ポンッ、ポンッっという感じでなでつけるように焼き目を入れる事ができます。 特に、こわれてしまいやすい素材、最中(もなか)やクッキーなどの素材で取り回しがしやすいのでおすすめです。(もろい素材の場合は、素材を手に持って焼印の方に押し当てるやり方もあります。)

 

最後に

素材の特性にあわせて、直火式焼印でつかう持ち手棒の形状を選んでいただければ、焼き付け加工の際の作業効率も上がります。 電気式と直火式の焼印のやり方では、一見電気式の方が作業効率が良さそうなので人気なのですが・・・

実際には、予熱から焼き付けまでの工程においても優れているのは直火式なのです。 レストラン・飲食店様などで導入していただいているのにも、作業効率の観点で直火式をお選びいただく事が多いようです。

電気式よりも、高温の焼き付け加工ができるため、濃い焼き色で仕上げることができます。ただし、温度のコントロールは多少の経験がものをいいますので少しだけ最初に練習していただく事が失敗しない安定した焼印加工の近道となります。


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