梱包資材にも自作加工でする箔押し加工のご紹介です。 今回は、紙製の資材に箔押しをしていきます。ホットスタンプTW350を使って大きさや形状が違う資材にうまく加工できるかを中心にチェックしていきます!
梱包資材 封筒編
まずは、ほぼフラットな形状な封筒からはじめていきます。
結婚式のお礼状など、こんな素敵な封筒に入っていたら素敵な演出ができます。 簡単な目印を厚紙を使って準備します。 ポイントは、ホットスタンプTW350の作業台のどこか1点の角に必ず合わせる事。
セットできたら、少し贅沢ですが、厚紙に箔押しをします。 ここでも、箔押しをした位置が厚紙を戻した後でもわかるように、中央がわかる目印として十字を引っ張ります。長めにしておきましょう。
あとは、厚紙を戻して中心線を目印に封筒をセットします。
キラキラしている方が、上にくるように箔をおきます。 箔をさかさまにセットしてしまうと、刻印に箔がついてしまいます。そんな時は一度本体から外して刻印についてしまった箔は取り除くようにしてください。熱の伝わりが悪くなるようで汚れの部分の箔のノリが悪くなってしまいますので!
設定温度は110℃。これ絶対。※箔によりあらかじめ温度が決まっています。
デザイン以外のところにも箔がついてしまった・・・でも・・・
やわらかいブラシで、ササッと。
こんな仕上がりになりました。
素材ごとのくせがわかるまでは、こんな感じになってしまいます。
刻印の凸部分以外は熱が伝わっていないので、簡単にとれます。マスキングテープなど粘着力の弱いテープの方が箔のカスが素材に残りにくいです!
梱包資材 紙袋編
次に、袋状の紙袋からいってみます!
ホットスタンプTW350には、便利なオプションパーツがあります。 そうこれ、腕ミシンのように袋状の素材をセットできます。
少しわかりにくいかと思いますが、スポッと入っています。
後は、箔をのせて押すだけ。
大きさの違う、紙袋にも加工ができました。
梱包資材 段ボール 紙箱編
これは真横からとった写真ですが、刻印がついている中心からTW350の背骨の支柱までの距離が8cm。 大きさや長さによって、刻印のセットしている向きを180℃変えて加工していきます。 ※火傷にご注意ください。
箱の大きさ・形状により加工できない位置がありますので、事前にTW350の限界をご理解いただければと思います。
奥行きなど、細かい仕様についての記事はこちら さぁどっち?加工する素材のサイズから選ぶ自分にあったモデルは? 【自作加工できる機械をお探しの方へ】
さいごに
ネット通販など、なんでも家にいながらに欲しいモノが手に入る時代ですが ちょっとした気遣いが、あるのと無いのとでは大きな違いがあるように思います。 やっぱり、最後は運営しているひと。手書きのお礼状とか、なんだかもらってきもちいいですよね! 字のきれいさに自信が無いので、練習してから書いてみようと思います。 しばらくは、印刷で失礼いたします…
ホットスタンプTW350では、温度設定の違いで型押し・箔押し・焼印など3つの加工を同じ刻印を使ってできます。 工夫とアイデア次第で使い方はもっとひろがりますので、自作加工をお楽しみいただければ幸いです!