革加工には色々な道具を使います、例えば 革包丁(革裁断の専用包丁でしっかり研ぎ上げれば並のカッターナイフより良く切れます)菱目開け(菱形に革に穴をあける工具)革用ハンマー(牛皮を巻き付けて作った専用工具)念入れ(皮に幅に合わせて線を入れたりする道具)ステッチンググルーバー(溝堀)ルーレット(穴開けよう案内)レーシングポニー(手縫い用はさみ道具)それにへり落とし(革の端に出来るバリをカットする道具)等色々な道具を使います。
それぞれ道具は手入れ肝心、特に皮包丁や今回手入れするへり落としは度々研いでやらないと良い仕事をしてくれません。今日はそのへり落としの研ぎ方を紹介します。とわ言っても非常に簡単シンプルな行程ですが。まず、へり落とし専用の金棒(約直径2mm程度)を用意し次に耐水ペーパー大体1500番程度を用意します。
写真の様に金属棒の上に耐水ペーパーを置き水を数適垂らします。金属棒のふくらみの上にへり落としの削り部分(刃の付いている部分)を当て研いでいきます。ここで肝心なのは金属棒に対して当てたへり落としを必ず引く様にして研いで下さい。何度も繰り返し手間に引いて研いでいきます。簡単なようで、コツを掴まないとシャープに研げません。
特に僕はヌメ革それも硬目のサドルレザー等によく使うので直ぐに切れなくなってしまいます。日頃の手入れが肝心です!!このへり落としもサイズに合わせて3種類くらいは使う思うので、それぞでシャープに保てるよう研いでみて下さい。
よい作品を作るにはまず道具です。道具はまず手入れです。