黒板が見えづらくなった高校時代より、メガネは身体の一部になっている店長の岡留です。メガネを買った時なんかにケースに入っているお手入れ用の磨き布にも使われている今回の素材。 セーム革です。
これまでにも何度かセーム革への試し押しをしているので、手触りが良くていい革だという事は知っているのですが。。。。 とても柔らかい革なので、加工するには少し苦手意識があります。
丈夫で肌触りの良い鹿の革は、高級な革として扱われ衣料品・革手袋や貴金属などの磨き布といった製品によく用いられています。
以前に試した際の記憶ですが、まず柔らかい素材なので熱を入れない打刻が入らない事。 次に、半田ゴテのような温度調整ができない加熱方法だと、焼き過ぎてしまう事。縮んでしまいます。。。 そうです、こういうデリケートな素材への加工は温度調整が可能な機材を使います!
素押し加工をしていきます。使用する金属版は真鍮製の凸版。熱を加えて、革にへこみをつける加工になります。デボス加工ともよばれてます。その逆の浮き出し加工がエンボス加工。 素材の適温を探っていく時には、温度は低いところから少しずつ上げていきましょう。
120度で押しつけ秒数は、3秒程度です。(付箋のきれいな字は、漢字の国からきている張さんです。張さんこと、おみかさんは、普段は簡体字で漢字を書きます。ちなみに簡体字でもこういう字です。)
150度、約3秒。少しエッジが効いてきました。
180度で3秒。さらに深くへこみが入ってます。
最後に、250度で加工。きれいな焼き目が入りました! 刻印のまわりの革も少し、熱で縮んでいますが許せる範囲?!
箔押し加工も、試しておりますが、製品として提供できるレベルでは・・・ セーム革・ディアスキンなどの柔らかい革への加工は素押しor焼印加工がおすすめ。
上下の可動域は約15cm。スムーズに動かせるので、製品押しにも使えます。 試し押しに利用しているホットスタンプTW350 レザーツールズの商品・サービスは、わかりやすさと納得の品質に自信を持ってご提供しております。
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