名入れで使用する真鍮文字は金属で作った1文字ずつのスタンプ(はんこ)のようなものです。
15世紀に発明された活版印刷の技術を、デジタル印刷が普及した今でも、応用しているのが真鍮文字での名入れ加工です。
文字や図を金属や木のブロックに彫り、そのブロックを並べて印刷するのは活版印刷の方法です。金属や木に彫ったブロックは「活字」と呼ばれています。昔の印刷工場では、印刷する前にまず枠の中に「活字」を植え込み原版を作ってから印刷をしていました。
原稿にあわせて、原版に組み込む文字が変わるため、動き回ることから活きている文字「活字」と呼ばれるようになったそうです。枠にセットすることを「植字」、この言葉から、今でも印刷物や文章の誤りなどのことを「誤植」というのも活版印刷時代の名残ですね。
真鍮文字アルファベットでの名入れの手順も活版印刷と同じです。
1、活字の作成→文字や図を金属のブロックに彫る※真鍮文字アルファベットです
2、活字の組み合わせ→印字する内容に従って、真鍮文字を並べて枠(文字スロット)に植字します。
3、印刷・名入れ→加工の種類や仕上がりに応じて加工機材にセットし文字を加工します。
箔押しでは、熱圧着タイプのフィルムをのせてからの加工。
刻印(型押し)加工では、設定温度をあわせてそのまま加工。
焼印加工では、素材に焼き目が入る温度に設定し加工。
4、組みなおし→印刷・名入れが終わると、枠(文字スロット)から、活字(真鍮文字)を取り外して再利用することができます。
アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢字、記号、数字など文字や図を自由に彫ることができます!
金属の文字は、何度も繰り返し使うことができます。
文字サイズによっては、かなり小さいので、行方不明・紛失してしまわないように取り扱いは注意が必要です。これは、冗談ではなくご利用いただいている多くのお客様からのご意見です!