薄型の刻印はどうやって使うの?【オーダー焼印の金属と種類について】
今日ご紹介させていただく内容は、焼印本舗の通常仕様よりも厚みが薄い焼印についてです。銅、マグネシウム、真鍮製の裏が水平な焼印は、主にホットスタンプのような箔押し機・刻印機などで箔押し、型押し加工で使われています。
金属の種類によって、製作代金も変わりますが、厚みのある焼印/刻印と比べると安価につくることができ、短納期での納品もできることなどから使用されている方も多いかと思います。では!この薄い裏が水平な金型はどうやって使うのかを、ご説明させていただきます。
マグネシウム製の薄型の焼印/刻印 業務用の低コスト・短納期で人気の素材
裏が水平で軸穴もあいていないので、半田ごて、直火棒などにセットすることはできません。
黄色いテープが耐熱性の両面テープ 加熱すると金属と金属を接着することができます
ホットスタンプTW350のオプションパーツのアルミプレートに接着させます
ピタッと焼印/刻印がアルミプレートに張り付き持ち上がりました
※焼印本舗で販売しているボンディングテープの耐熱温度は、約200度ぐらいが限界です。箔押しや型押し加工が出来る温度ぐらいまで、焼印加工の200度以上の加工が必要な場合はボンディングテープではご利用いただけません。
ボンディングテープの接着剤が焦げてしまい、取り付けた焼印が外れてしまいます。また、大きさのある焼印/刻印や厚みの太いタイプでもご利用いただけますが、取り付けに注意が必要です。薄いタイプのものでは、3秒程度の押し付けで持ちあがりますが、重さのあるタイプでは、倍以上(約10秒程度)の押し付けと持ち上げた時に落ちないように、固定されるまで気をつける必要があります。
ホットスタンプなどの刻印機、箔押し機で使う金型は、取り付けのしやすさから薄い厚みのタイプが重宝されています。
130度の加熱に耐えれる(金属版)であれば、専用のテープを使ってホットスタンプに取り付けることができます。
ボンディングテープで取り付けた刻印で箔押し加工
熱圧着で金箔のフィルムをホットスタンプすることができます
薄型の焼印/刻印では金属の種類により、デザイン部分の彫りの高さに制限があるものがあります。真鍮製の金属などは、機械彫りで削りだしてデザインを彫るのですが、マグネシウム製の刻印などは、エッチングと呼ばれる手法で作ります。溶剤で、デザインを浮き上がらせて作るため、彫りの高さにも限界があり、彫りのエッジの部分もなだらかな仕上がりになります。
加工される素材、加工数量、納期など状況に応じてオーダー焼印の金属の素材を使い分けていただければと思います!ご参考にしていただければ幸いです。
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タグ: 箔押し加工