iphoneケースにエンボス加工.
今回はiphone ケースにホットスタンプを使ってエンボス加工を施してみました。
一番気をつけないと行けない事は、まず素材の問題。iphoneケース自体…プラスティックに..の場合は箔押しになると思います。この場合は温度設定と箔の種類がキーポイントになります。今回は革をケースに貼ってある質感がとてもよいケースにエンボス加工を施す加工になります。これは、革にエンボス加工なので温度設定がまず大事。それとiphoneケースの様な立体的な物にエンボス加工及箔押し加工を施す場合は、まずしっかり素材のiphoneを固定出来る様にセットする事です。iphoneケースそのままをテーブルに置いて加工を進める事は出来ません。
何故ならば、版を押さえる力でiphoneケースが歪みロゴ、活字等を平均に押さえる事が出来ません。今回、僕はiphone ケースの深さ約1cm弱に対して1.2cm厚の木材をテーブルに固定しiphone ケースの土台にしました。
丁度いい木片が見つかったので両面テープで固定しました。“やはりこの様な作業の時は軸になる木片とか様々な材料が必要になります。 普段から使えそうな物は取っておけば…便利です”次にその当て木の上にiphoneケースを置き固定します。
こうやってホットスタンプでプレスしてもケースが変形しない様にセットして..エンボス加工が可能になります。次に素材の革に対して適切な温度を選択し….前もって同じ素材で試してみましょう!!初めてエンボス加工が施せます。iphoneケース位の厚さですと対して問題有りませんが、厚さのある物等は、前もってホットスタンプの設定を変更…上部テーブルを上げる設定をしないと行けないケースも出てきます。
が、これは結構複雑な工程になりますので、むやみに上部のツマミを回して上げる様な事はしないで下さい。
簡単に行程を説明しますと、まずホットスタンプ後部のボルトを完全に外してしまい、次にアーム上部の黒いツマミのボルトを留めている上下のナットを揺るます。そしてアームが完全にフリーになった所で、初めて上部の黒いツマミをまわして上部テーブルを上下に動かします。っと、簡単に書いても結構ややこしい行程ですので調整が必要な場合は必ず前もってご連絡願い致します。ながながと 調整の説明になってしまいましたが…
取り敢えずエンボス加工は完成しました。
エンボス加工の上部は温度設定約180°で綺麗に押せ、下部の温度設定は140°でやはり、温度が足りずエンボスが入りませんでした。
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