焼印 箔押しの設定 for ホットスタンプ
今回もサンプル制作の依頼頂きました。
革パッチのイメージで、マグネシュームのオリジナル刻印とオーダーフォントproの活字を使い、サンプル押しをしてみました。箔の色は、ご依頼頂いた内容に添って赤の箔を用意してみました。他にも、ペイントホイルの様な方法も有るようですが今回は、ちょっと間に合わなかったので…..
今回サンプル押し用にご依頼頂いた革はとても味のある革ばかり、焼印が綺麗に入る革、ちょっと難しい革、箔の綺麗に入る革、ちょっとムラの出てしまう革..等。それなりに、みんな癖と味が有り僕的には好きな革ばかりでした。特に茶色のちょっと薄目の革が何かとても味を感じました。
厳密には、それぞれの革に対してホットスタンプの設定を変えて、合わして行かないとと思います。特にシボ(革に天然のシワ..ぶつぶつが有る)革はセッティングが難しいです。革にも依りますが、箔は温度設定は普通ですが押しの強さを気をつけないと…僕の場合は、シボのシワをつぶす事無く文字がシワの間飛んでしまってもシボの風合いを生かす様にしています。
逆にこの黒いちょっと分厚目のヌメ革…この様な革はとても焼印も箔押しもしやすく綺麗に押せますが、押しの強さが結構微妙です。マグネ版の様な平目の版で強く押さえると、ホットスタンプの性質上前面が若干浮く性質が有るのでセッティング時点で版を付ける上部のアルミ板の後部を若干上げ目に”約0.3~0.5mm”セッティングする必要性があります。(この件に関してはまた ビデオで詳細にアップします)オーダーフォントproの真鍮活字の場合はエッジがとても綺麗で版も深く入るので、温度設定の割には刻印が深くなるので押さえる加減が大事です。
しかし、オーダーフォントproの真鍮活字は見事に綺麗に押せます..次回紹介しますが、ロゴもオーダーフォントproと同じ真鍮直彫りで制作するとエッジの綺麗な仕上がり感が有りますし、押しに深みのある刻印が押せます。
また、画像入りで紹介します!!!!