自分で入れるPU素材へのロゴ入れ(箔押し加工)のやり方

今日のご紹介は、レザー調の製品へのロゴ入れ加工について。 PUレザー製品へのロゴ入れ(箔押し)加工のやり方を簡単にお写真でご紹介します! 製品の形状チェックから!押した時に水平であるかを確認します 製品などへのロゴ入れ、ネーム入れでは加工位置が水平であること。また、加工位置が刻印などを押し当てた時でもまっすぐになっているかも確認します。きれいなロゴ入れをするには、まずはこの素材の形状のチェックが基本となります。 今回の製品は、フセンが均等には収まっているので力をかけてもフラットな状態なので問題なさそうです! 合皮・人口皮革へのロゴ入れでは温度調整ができる機材で加工をします PUレザーなどの素材は、合成樹脂でできているため、温度調整をしてあげないと溶けてしまいます。そのため、電気式セットの半田ゴテなどでの焼印でのロゴ入れはできません。ホットスタンプのように、温度を調整しての加工が必須になります。 今回の試し押しは、真鍮文字を使います。ロゴなどと同じ真鍮製の金属の版になります。 名入れで使う真鍮文字をホットスタンプにセットしていきます。 ロゴなどの焼印/刻印とセットする方法が違います。名入れで使う真鍮文字は、お客様の名前ごとに一回の加工が多いので、文字の入れ替えがしやすいようにこのようなスロットでセットするようにしています。 ロゴなどの場合は、同じデザインで加工する数量が多いので付け替える頻度は名入れ用文字に比べて少ないかと思います。ホットスタンプTW350に、付属のボルトとナットでセットしていく仕様になっています。 簡単にできる位置合わせのための準備をしていきます! クラフト用紙などを用意して、すでにセットされているロゴの位置をわりだしていきます。※ホットスタンプの作業台(テーブル)と同じサイズにクラフト用紙をカットし、テーブルの角を決めて一度ロゴをいれていきます。みやすいように箔押しをしていますが、位置がわかればどのような加工でもOKです。 ロゴの位置が決まったので、上下左右にラインを引いて製品を置く位置をみやすいようにクラフト用紙に書いていきます。 製品のどの位置にロゴを入れるかを決めていきます! 先ほど引いたラインを目印に製品の輪郭を書いていきます。もう少し余裕があれば線で書くだけではなく、もう一枚クラフト用紙を用意して製品を置く位置をくり抜いて、先に用意している紙に張り付けるとセットする際にずれにくくなります。 くり抜く素材はクラフト用紙よりも分厚いゴムマットの方が厚みがあるので使いやすいかもしれません。なければ段ボールなど厚みがあり、カットしやすい素材で用意してください。 位置決めが終わると、ようやくロゴ入れがスタートです! まずは、箔押し加工なので、箔のフィルムを製品の上に置いてセットします。設定温度110度で定着する箔を使っていますので、ホットスタンプの設定温度も110度。 押し加減は、加工する素材により変える必要がありますが、今回のPUレザーは、弱めの押し付けでの加工が必要です。こちらの製品に使用されているPUの厚みが薄いため、強く押し込みすぎると箔がべっとりついてしまいます。こんなに、弱くていいの!っていうぐらい弱めの押し込みでOK。時間にして一秒弱と短めです。 箔押しと型押しの仕上がりになります!きれいでしょ!だれでも簡単にできます! 箔を乗せずに加工すると、へこみで表現する型押し加工になります。PUレザーの場合、箔押しと型押しの加工は比較的やりやすい素材です。ただし、合皮系素材の場合、シボのような型が入っている場合はこれにあらず、ロゴや文字の反映が難しくなるのでご注意ください! 今回の加工は、名入れ用真鍮文字を使いましたが、オリジナルの焼印なども同じような手順とやり方となりますのでご参考にしていただけましたら幸いです。

店長おかどめの日記 / 試し押し
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