『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズの最新作をDVDで鑑賞!『エンド・オブ・ステイツ』最近ジェラルド・バトラーの映画ばかり見てしまっている…真面目に頑張る中年のサラリーマンの規範となるようなシリーズ。サラリーマンと言っても、主役のマイク・バニングはアメリカ大統領を警護するシークレット・サービスの仕事についています。
(C)2019 Fallen Productions, Inc.
これまでの2作品の英雄的な活躍と違い、罠にはめられて窮地に追い込まれてしまうというストーリー。観たらわかりますが、複雑な展開などは一切ない!それどころか、犯人が誰か?っていうのが、すぐにわかってしまう感じ。たまには、こういう何も考えずに楽しめる映画も面白い。
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序盤の大統領暗殺計画で使われた無人ドローンでの襲撃シーンの迫力が凄い!現代のテクノロジーでは容易に使えそうなので、現実に起こると怖いですけどね。顔認証したドローンが、突っ込んで爆発するというもの。これに、対抗する手段ってもうすでにあるのだとは思うのですが・・・素人が考える対策は、その辺のWi-Fi切っておく事ぐらい?そんなぐらいじゃ止めれないか!
映画『300』やこのシリーズの1作目から、ジェラルド・バトラーも歳を取った。歴戦の戦いをしてきた、主役のマイク・バニングの老い(肉体の衰え)が描かれています。国に忠誠を誓いすべてを捧げている姿に世のサラリーマンは自分を投影するのかもしれません。家族の時間、仕事を愛するが故の小さな嘘が自分を苦しめる事になってしまう。
とても、素敵なウソなのに、『なんでわかってくれへんねん~』とか主人公に共感してしまう!家族と仕事、男にとってはどちらも大切なんだ。序盤は重苦しい展開だった分、後半の反撃はいつも通り爽快な気分にさせてくれます!

(C)2019 Fallen Productions, Inc.
それと、今回、バニングの親父が登場するのですが、なんと!この父親約が・・・『48時間』の俳優「ニック・ノルティ」だった!エディ・マーフィーとのデコボココンビの刑事役。あれから、何年経つのだろう。説明が無かったら、絶対に気づかない面立ちになっていた。
主人公マイク・バニングの父クレイ・バニングは、かつて従軍経験で心を病み、家族を捨てて失踪しているという設定。ここには、アメリカの戦争問題も少し描かれているのですが、日本人なのであまり共感できないかもしれません。疎遠になっていたお父さんが、息子のピンチに大活躍!この映画の一番盛り上がるシーン。
どこの家庭でも父と息子の関係って難しい。親父との絆、家族愛もテーマになっているのでドンパチだけじゃないので、家族を愛するサラリーマンに見てほしい!人知れず鎮痛剤を服用している姿が泣けるぜ!バニング!6月も頑張れそうだ!