オリジナルのレーシングポニー(手縫い用の革ハサミ)を作りました!
今まで結構長く手縫いをしてきました。いつも道具には助けられたり、使いこなせず手間取ったり。
厚手ヌメ革がほとんどですが、時には1.2mm位のベロア素材とかも。
基本的に、まず各パーツを裁断してヌメ革の場合はトコ処理(裏側に処理剤を塗り毛羽立ちを抑えていく工程)次に、縫いしろに印を付け菱目で穴を開け各パーツを縫いつけていきます。
同時に部分により、金具等を付けたりゴム糊で張り付けたり、その用途によって色々な工程を踏んでゆきます。
バッグなどの場合は、縫い合わせ時に強制的に形を作って行くバッグなどもあり結構苦労もしますが。
ま、元に戻って、そのパーツ縫い合わせ時に使うレーシングポニーですが、今まで何種類かのレーシングポニーを使いましたが、縫い進める時にハサミ部分をゆるめ革をずらして行くのですが、どうもそこで手間取ってしまって。
どのレーシングポニーもしっかりと挿んでくれるのですが、片手で扱い辛く手もワックスで結構べっとりしてきているし。
特にアメリカから仕入れたベンチ付きのレーシングポニーは扱いも良くしっかりはさめるし大変優れ物です。
が、大きなもの、例えば馬具のような時はとても良いと思うのですが、普段簡単な小物、バッグ等作るには大げさと言うか、もっと簡略化されたシンプルな方が使い勝手が良いと普段から考えていたので、色々試行錯誤はしましたが、今回の形状にたどり着きました。
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