素材:チップボール紙
【試し押し】チップボール紙への加工におすすめの種類は?
本日の試し押しの素材は、チップボールという紙の種類になります。新聞古紙などが主な原料でいろいろな用途で使われている素材。強度を出すために用いられることが多く、芯材としてチップボール紙は活躍しています。表面の手触りは、少しざらざらしています。
早速、箔押し加工から試していきます!使用する刻印は、mmとptを両サイドに表しているデザインの刻印です。少し大きめの真鍮製の刻印。
箔押しの定番のゴールド箔から試しています。ホットスタンプTW350を使った熱圧着のやり方での箔押し加工で設定温度は120℃。
押しつけ時間は、約2秒程度。かなり強めで押し込んだのですが、ベタ面がはげちゃってます。余分につきすぎた箔(抜けきっていない箔)は、取り除くことはできますが、抜け落ちている部分はリカバリーできません・・・ざらつきが原因かも・・・
続いて、黒の箔。同じく設定温度は120℃。少し大きめの刻印というのもありますが下の細い線のノリが悪い・・・先ほどのゴールド箔も同じような仕上がりです。
横幅と縦幅のいずれかが、もう少し小さいデザイン長方形のようなものの方が圧力がかけやすい。線が0.5mm・1pt程度あった方が良さそうですね。
次に型押し加工。素押し加工といわれるへこみだけをつける加工です。
実は、箔押し加工と同じ120℃で型押しを先にしたのですが、びくともしなかったので型押しの最初の設定温度は220℃からにしています。型が入らない・・・頑丈です!
次に、280℃。ここまで温度を上げるとうっすら焼き色が入っております。微妙な感じですが薄い焼き色とへこみが少し、そう、ほんの少しだけ入っております。
一気に最大温度の350℃で焼印!多少の焼きにじみこそ出ていますがこれだけくっきり入ればいい感じ!だと思います。箔を用意しなくても、素材の焼き色でデザインをきれいに浮かび上がらすことができています。
道具:ホットスタンプTW350、ゴールド箔・黒色箔、真鍮製刻印
加工:箔押し、設定温度120℃(真鍮製刻印)
加工:型押し、設定温度220℃から280℃(真鍮製刻印)
加工:焼印、設定温度350℃(真鍮製刻印)