【試し押し】薄い合皮(シボあり)への箔押しの攻略法!
薄く、しかも表面にシボ(しわのような)のデザインがされている合皮に箔をきれいに定着させるには。が、今回のテーマです。
合皮は、生地の上に合成樹脂が塗られている素材です。表面に凹凸がない合皮と箔の相性はとてもいいんです。箔の設定温度さえあわせていれば、わりときれいに箔は定着します。本革よりも、簡単だと思います。では、さっそく試し押しをしていきます!
使用している刻印は、文字アルファベットの5mm。アルファベット以外にも記号や漢字でもオリジナルで作れます。
選んだ文字は、漢字でつくったもの。隙間が狭いデザインになっているのでこれをチョイス。
箔押し加工では、文字や刻印のあたためられた凸部分だけの箔を素材に熱圧着させる印刷方法。基本の押し加減は、弱め。押しつけ時間も短めの1秒ぐらい。(素材により変わりますが・・・)
この合皮には、深くはありませんがしわのようなものがあります。しわの谷間にまで箔を定着させることが必要です。基本の押し加減よりも強めにしてあげるだけです。
そして、加工したのがこの仕上がり。下段が、いつものソフトタッチ。上段が、強めでの加工をしています。設定温度は、110℃です。
強めに押すと、よくある現象が起こりますので、次はこの攻略の方法です!
強く押し付けて箔押し加工をすると、よくこのような仕上がりになります。凸部分の外側にも箔に熱が入り隙間を埋めるように箔がのこってしまいます・・・
そんな時には!
熱が入っていない部分の箔は取り除くことができます。
セロテープではがしたので、ベタ部分も少し薄くなっています。粘着力の弱いテープもしくは、やわらかい筆ブラシがベターです!
薄いって言葉に、最近過敏になっている店長おかどめ。これまで、頭髪のことはまったく気にしていなかったのですが・・・みんなから、やばいでって言われだしてから、急に・・・
休日、6歳の次男とのお風呂で、頭頂部見せて、『どう?』って確認したら
『ハゲてるやん』って即答。子供は正直なので、受け入れよう。