ベルトに刻印、条件の違いがくっきりと!!
今回、本革ベルトへの焼印、箔押しサンプル制作のご依頼がありました。
丁度、200ボルトと100ボルトのホットスタンプ、マグネシューム版と真鍮深堀版、それにナチュラルヌメ革と黒染めヌメ革等…….行程、加工、素材の違いがハッキリ出るサンプル制作なのでその辺りを紹介して行きます。
黒ヌメ革ベルトとナチュラルヌメ革ベルトに200ボルトホットスタンプを使い約270°で焼印を押した写真です。黒ヌメ革、ナチュラルヌメ革共に深くエンボスが入りナチュラルヌメ革は焼き目も綺麗に入っています。黒ヌメ革も焼き目は入っているのですが、焼き目は見えません。ナチュラルヌメ革でも、黒ヌメ革でも今回は1秒程度のプレスです、これ以上長くこの温度でプレスすると焦げ付いてしまいます。
次に、100ボルトのホットスタンプを使って設定温度は約180°で同じく2種類の革に焼印加工を…..エンボスは結構入りますが焼き目までは付きません。黒ヌメ革はエンボスが同じ様に入っているので200ボルトでの焼印エンボス加工とほぼ変わらない状態に仕上がっています。イコール、黒ヌメ革では100ボルトホットスタンプでOKと言う事ですね!!
これもナチュラルヌメ革ですが、こうやって並べてみると200ボルトと100ボルトの違いが良く解ります。
上下に写っている活字の焼印は100ボルト仕様で押した物ですが線が細く繊細なので100ボルト仕様でも結構焼き目は入ります。次回は、版の違いを紹介します。