ホットスタンプでは、焼印を2種類の方法でセットすることができます。焼印の種類を選ばずに加工できる理由はこの2つのセット方法にあります。焼印の取り付け、取り外し方を動画などでご紹介しております。
当店の焼印以外でも、お持ちの焼印でご利用いただいているケースもあります。半田ゴテを使う電気式焼印や直火式焼印よりもワンランク上の仕上がりにとご検討されている方、必見! 『これでも、使えるの!?』とよくお問い合わせいただいておりましたので記事にまとめてみました・・・
2つの取り付け方について
1 ナットで直接固定する
焼印を直接、本体にナットで固定できるため、焼印加工を350度の温度でご利用いただけます。また、焼印の付け替えも簡単にできるようになっています。 焼印・型押し・箔押し加工と温度を調整するだけで仕上がりを自由自在に簡単にすることができます!
2 ボンディングテープで固定する
金属の焼印・刻印で裏が水平な仕様のものであれば、このやり方で固定できます。 別売りのアルミプレートを本体にセットし、耐熱性両面テープ(ボンディングテープ)で焼印を取り付けます。 直接ナットで固定する場合と比べて、ボンディングテープの耐熱温度の200度までの加工に制限されます。型押し・箔押し加工、革などへの焼印加工でご利用いただけます。
焼印を取り付ける方法 ナットで直接固定
焼印の取り付け方を動画で見る
焼印の取り付け方の手順
焼印・刻印の軸穴の径が8mm以内の仕様であればボンディングテープを使わずにセットする事ができます。 焼印・刻印固定用差し込み口(3か所) 下の図のように、アルミプレートがセットされている場合は本体から外します。 焼印・刻印に付属のホットスタンプ用軸を用意します。ナットは、固定する際に使用しますので外してください。 焼印に軸をセットします。 軸にセットした焼印・刻印をヒータープレートの下側から差し込み口に挿入します。 ※ホットスタンプ本体が高温の状態で焼印を交換される際には革手袋や工具などを使い火傷に 注意して作業をして下さい。
焼印を取り外す方法 ナットで直接固定
ナットでの固定した場合の外し方
焼印の取り付け方の動画で、取る手順についてもご紹介しています。 付属の専用レンチで簡単に取り外すことができます。取り外しや付け替えの際に本体ヒーター部分が高温の状態での作業は控えてください。 高温状態で焼印の付け替えをされる場合には、革手袋などを必ず装着してから火傷に気をつけて作業をしてください。
焼印をアルミプレートに取り付ける方法 ボンディングテープ
アルミプレートへの焼印・刻印の取り付け方を動画で見る
アルミプレートへ焼印を取り付ける手順
裏側が、平らな焼印・刻印の場合には、付属のアルミプレートに、ボンディングテープを使い固定することができます。 下の図のように、焼印・刻印を下向きに配置しボンディングテープをのせます。 設定温度を100℃程度にした後、レバーをゆっくりおろします(約2秒)。 焼印・刻印の素材や大きさにより、押さえつける秒数はかわります。
焼印加工などで使っている厚みの焼印でもボンディングテープでセットすればホットスタンプで箔押しや型押しなどの加工ができます。焼印加工をするためには、温度が200℃以上必要な素材が多くボンディングテープでは焼印を固定することができない場合があります。
※ホットスタンプ仕様の薄型と違い厚みのある焼印をセットする場合はレバーをおろす時間を少し長め(約10秒程度)にしてください。
焼印に重みがある為、アルミプレートにボンディングテープで固定されるまでに落ちてしまう事もありますのでご注意ください。
焼印をアルミプレートから取る方法 ボンディングテープ
焼印の取り外し方を動画で見る
焼印の取り外し方の手順
1 準備するもの ハンマー・木などの硬いもの・手袋。
2 ホットスタンプ本体からアルミプレートを外してください。 一度冷えて固まったボンディングテープは手では外すことができません。
3 焼印の側面から叩く 焼印の側面に当て木などをしていただきハンマーで叩きます。
叩いて外れた焼印などが落ちて傷まないように気をつけて作業をしてください。
※ 叩いても外せない場合には? 叩いても外れない場合には,ホットスタンプなどでアルミプレートを加熱してからで同じ作業をしてみてください。無理に取り外してしまうと、焼印を傷めてしまうことがありますのでご注意ください。