焼印のコテはどっちがいい?電気式と直火式の焼印コテ
焼印と聞くと、火で熱してジュっと焼き付けるイメージが強いかと思いますが、実際は焼印をする場所や焼き付ける素材などによっては、電気で温めて焼印をすることも多々あります。
そこで、電気ゴテを使った焼印と、火で直接温める焼印の違いやメリット、デメリットをご紹介させていただきます。
焼きコテの種類について
電気コテ
電気ゴテにはワット数があり、焼印のサイズに合わせて選ぶ必要があります。当店では、電気式のセットにはサイズに合わせた電気ごてがセットになりますのでご安心下さい。
■電気ゴテの種類と焼印サイズの目安
100W・・・S/Mサイズ
150W・・・M/Lサイズ
300W・・・LL/XLサイズ
直火用焼きコテ
直火用の焼きごてには専用の持ち手が付きます。焼印をする素材に合わせて選ぶ必要があります。
■焼きコテの持ち手と対象素材
・ストレート型の持ち手棒 対象素材:木材などの硬い素材や革、布などへの焼印
・L字型の持ち手棒 対象素材:食品のような柔らかい素材への焼印
電気ゴテを使って焼印する場合
電気ゴテのメリット
1.温度管理が容易
電気ゴテは一度温度が上がれば一定の温度を維持することが可能です。ですので、焼印加工をした際の仕上がり具合が均一になり、失敗のリスクが少なくなります。
2.安全性の高さ
電気ゴテは火を使わないので、火災のリスクが低く安全性が高くなります。屋内で焼印加工する場合は、安全性の高い電気式焼印がおすすめとなります。
3.使いやすさ
電気ゴテはコンセントに差し込むだけで温度があがり、焼印加工が可能です。温度調節の必要がないので初心者でも手軽に焼印加工ができます。
電気ゴテのデメリット
1.初期費用が上がる
火で炙るだけの直火式と違い、電気式の場合は半田ごてを使うため費用が高くなります。また電気ゴテは消耗品のため故障した場合の修理や買い替え費用も必要となります。
2.電源の確保が必要
電気ゴテは電力を確保できないと焼印ができません。ですので、屋外など電源がない場所での焼印加工ができないため、電源が確保できる屋内での利用となります。
3.温度上昇までの時間がかかる
電気ゴテは焼印ができる温度に達するまで時間がかかります。おおよそ10分~15分程度待つ必要があります。即座に使用したい場合にでも待つ必要があることがネックとなります。
直接火で温めて焼印をする場合(焼きゴテ)
焼きゴテのメリット
1.初期費用が低い
直接火を使って温める直火式の場合は特別な機器が不要で、ガスコンロやバーナーがあれば焼印を熱することができます。初期費用が少ないため、コストを抑えたい場合はおすすめです。
2.すぐに焼印ができる
電気ゴテと違って直接火で温めるので、短時間で焼印加工ができる温度まで上がります。準備時間が短く、すぐに焼印作業を開始できます。
3.場所を選ばず焼印が可能
直火式焼印の場合は、電源を必要としないため、屋外や電源の無い施設などでも焼印加工が可能です。特に屋外でのイベントなどで焼印する場合は適しています。
焼きゴテのデメリット
1.温度管理が難しい
直接火を使用する場合、温度の調整が難しくなります。加熱しすぎると真っ黒に焦げたり、逆に温度が低いと綺麗な焼印ができなかったりします。このため、適切な温度を見極めるのに時間がかかります。
2.安全性の問題
直接火を扱うため、火災ややけどのリスクが高まります。特に初心者の場合はつい熱した部分に触れたりして火傷をすることが多くなります。また、屋外では風の影響を受け、焼印が温まりにくい状況になることもあります。
3.使える場所の制限
火を使うため、場所によっては焼印作業ができません。特に屋内では火を使えない場合もあるため、その場合は直火式の焼印は利用できません。
焼印を行う際の方法として、電気ゴテと直接火で炙る焼きごてにはそれぞれの利点と欠点があります。どちらを選ぶかは使用環境や目的によって異なります。
電気ゴテは、温度管理が容易で安全性が高く、使いやすさが魅力です。 しかし、初期コストが高く、電源が必要である点が制約となります。 一方、直火の方は初期コストが低く、場所を選ばない柔軟性がありますが、温度管理が難しく安全性に課題があります。
もし定期的に焼印を行い、品質や安全性を重視するのであれば電気ゴテが適しているでしょう。 逆に、コストを抑えてや火が使える場合は、直火の焼きごての方が適しています。最終的には、用途や環境に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
電気式焼印と直火式焼印の比較表
電気式焼印 | 直火式焼印 | |
温度管理 | 〇 | △ |
---|---|---|
加熱時間 | 長い(約10分) | 短い(約2分) |
安全性 | 〇 | △ |
コスト | △ | 〇 |
仕上がりの安定 | 〇 | △ |
手軽さ | △ | 〇 |
コストがかかっても安全性や安定性を重視するなら電気式の焼印がおすすめ。 | 手軽に焼印がしたい。コストを抑えたい、という場合は直火式の焼きごてがおすすめ。 |
同じ竹(木材)への焼印加工の比較
電気ゴテでの焼印
直火の焼きごてでの焼印
電気ゴテの焼印セットと直火の焼きコテセットの価格
焼印本舗では焼印製作の価格はデザインの印面サイズによる定額となっております。細かいデザインや手書きのデザインなどでも基本的に追加必要はございません。単純にサイズのみで価格は決まります。
オリジナル焼印(真鍮製)
オリジナル焼印(ステンレス製)
焼印についてお気軽にご相談ください!
「どっちの道具を使えばいいのか変わらない・・・」「直火の焼きごてだと上手く焼印ができるか不安・・・」など、焼印のことならなんでもお気軽にご相談下さい。
オーダー刻印・焼印専門店の焼印本舗
店舗名 | 焼印本舗(運営:ほのぼの本舗株式会社) |
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店長 | 岡留 祐介(プロフィールはこちら⇒) |
住所 | 兵庫県伊丹市宮ノ前3-4-22 |
取扱商品 | ・オーダー焼印/刻印(真鍮製、ステンレス製、カーボンスチール製、マグネシウム製、樹脂製など) ・各種加工道具(半田ごて/直火持ち手棒/打刻持ち手棒/ホットスタンプ) ・特注使用の焼印や刻印製作(焼成機用など) ・ご要望に合わせた金属での刻印製作(SUS304やSKD11など) |