半田ゴテの温度を調整する方法についてご紹介させていただきます。
電気式焼印で使う半田ゴテ自体に温度調整をする機能がない為、別売りの温度調整器を使って大まかに温度を調整するやり方をご案内させていただきます。
半田ごての温度を調整する方法を動画で見る
合皮素材への加工の場合、素材が合成樹脂なので半田ゴテの温度帯では温度が高く溶けてしまいます。そのような場合に温度調整器(パワーコントローラー)を使うことで合皮素材に半田ゴテでも型押し加工などができるようになります。
半田ごての温度を調整する手順
温度調整器を使って調整する場合
パワーコントローラー(温度調整器)は、お使いの半田ゴテの容量にあった機材で必ずご利用ください。
半田ゴテの電源プラグとコンセントの間に入れる機材で、大まかではありますが電圧をコントロールすることで、焼印の温度を調整することができます。
温度調整器を使わずに調整する場合
温度調整器を使わずに温度を調整するやり方についてですが、ここでご紹介させていただく方法は、必ずしも安定した加工ができる方法ではありませんのでご注意ください。
その1 半田ゴテを一度高温の状態にしてから、電源をオフにしてある程度冷ました状態で加工をする。
その2 濡れた布巾などに熱した状態の焼印を押しつけて、一時的に焼印の温度を下げる。
その3 温度を調整する以外にも、押しつけ時間を短めにしていただくことで、焦げすぎない仕上がりにすることも可能です。また、木材などでは、あらかじめ、木材を水で湿らせておくと焼きにじみが拡がりにくくなりきれいな仕上がりになりやすくなります。